中耳炎
中耳炎とは
耳は入口から順に、外耳・中耳・内耳の3つに分類され、‘中耳’ は鼓膜から奥につながる部分をさし、その中耳にウイルスや細菌によって炎症が起きている状態を「中耳炎」といいます。
中耳炎の種類
中耳炎には「急性中耳炎」と「滲出性中耳炎」の2種類があります。
<急性中耳炎>
鼻みずの中にいるウイルスや細菌が中耳に入り込み炎症を引き起こす病気で、5〜6歳頃までの子どもに多く、成長するにつれて発症しにくくなります。
中耳と鼻は、「耳管」と呼ばれる細い管でつながっており、子どもの耳管は 太くて短く水平に近いため、ウイルスや細菌が中耳に入り込みやすくなります。
▽急性中耳炎の症状
・発熱/・耳だれ/・耳痛/・耳閉感
▽急性中耳炎の治療
中耳の炎症を抑えるための薬、場合によっては抗菌薬を処方します。
鼻みずが溜まっていると、ウイルスや細菌が再び入り込みやすくなるので、鼻をよく噛むようにします。
子どもの場合は、鼻みずの 吸引 を行なうことも有効です。
<滲出性中耳炎>
鼓膜の中に ‘滲出液’ という液体が溜まる病気です。
耳管は鼻とつながっており、鼓膜の内側と外側の気圧を調整する機能がありますが、その耳管に鼻みずなどが溜まると、気圧を調整することができなくなり、鼓膜がへこんだ状態になります。
この状態が続くと、鼓膜の中に滲出液が溜まり ‘滲出性中耳炎’ を発症します。
このほかにも、急性中耳炎を繰り返していると、滲出性中耳炎になることがあります。
▽滲出性中耳炎の症状
・難聴/・耳閉感/・耳鳴り
滲出性中耳炎は痛みが少ないため、痛みのない中耳炎と言われることがあります。
子どもの場合には、呼びかけに反応がない/声が大きくなる/テレビの音量を大きくしがち/といった傾向にも注意が必要です。
▽滲出性中耳炎の治療
・滲出性中耳炎は、抗菌薬や抗アレルギー剤、去痰薬などを処方して治療します。
・症状が悪化したり⻑期にわたっている場合には、鼓膜に⽳をあけたり、開けた⽳にチューブを通して 滲出液の排出 をします。
※ 急性中耳炎/滲出性中耳炎/どちらも耳が詰まっている感じや聞こえにくくなるといった症状が特徴的です。
最近、聴こえが悪くなったなと感じたら、早めの受診をおすすめします。
