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良性発作性頭位めまい症

 

 

良性発作性頭位めまい症とは

良性発作性頭位めまい症は、特定の頭の位置をとったり・頭の位置を変えることで、周囲がぐるぐると回るようなめまいが起こる病気で、めまいは数十秒から長くても数分程度続く場合が多いです。

メニエール病の患者に見られるような難聴や耳鳴りをともなうことはなく、手足のしびれなどの神経症状をともなうこともありません。 良性発作性頭位めまい症は、40~60代の女性に多い傾向です。

‘良性’ の名前のとおり、深刻な病気ではなく、時間とともにめまい症状は軽快・消失していきます。

 

良性発作性頭位めまい症の原因

良性発作性頭位めまい症は、内耳の耳石が剥がれ落ちて三半規管に迷い込むことで発症します。

良性発作性頭位めまい症の原因として考えられるものには、次のようなものがあります。

・頭部打撲などの衝撃

・骨粗鬆症などのカルシウム代謝障害

・高脂血症などの血流障害

・ウイルス感染

・運動不足

・長時間の側臥位(横向きに寝ている状態)

・メニエール病や突発性難聴など内耳障害の経過 など

 

良性発作性頭位めまい症の検査・診断

・良性発作性頭位めまい症の診断には、‘眼振検査’ という目の動きを確認する検査を行ないます。

具体的には、赤外線CCDカメラを装着したうえで、仰向けに寝た状態になり、そこから頭の位置をかえることによって、眼振の向きが変わることを確認していきます。

・他の病気である心配もあるため、良性発作性頭位めまい症との鑑別を目的とした検査も行ないます。

良性発作性頭位めまい症は難聴をともなわないため、聴力の低下がないことを確かめるために ‘聴力検査’ を行ないます。

もし、聴力の低下がある場合、「突発性難聴」「メニエール病」などの病気である可能性がありますので、それらに適した治療を行ないます。

・さらに、脳出血などが原因となり、めまいが起こる場合もあるため、手足の麻痺/感覚障害/意識障害/などが確認された場合には、CTやMRIなどの ‘画像検査’ を行ないます。

 

良性発作性頭位めまい症の治療

・良性発作性頭位めまい症は、自然に治ることが多いですが、めまいのリハビリとして ‘寝返り運動’ を行なうことが有効です。

・めまい感が強く吐き気などがあるときには、症状を抑えるため ‘抗めまい薬’ や ‘制吐剤’ を処方します。

*寝返り運動

通常は首だけ動かして行ないますが、首に問題のある方は身体全体で、体位を変換します。

まず体制を仰向けにして、正面→右向き→正面→左向き→正面を1往復(各頭位の持続時間は約10秒)として、1回につき5~6往復を、1日当たり少なくとも2~3回行ないます。

 

日常生活で気を付けること

良性発作性頭位めまい症の患者さんが最も気になるのは、一度治っても再び起こるのではないかという再発に対する心配です。

再発予防のポイントは、‘耳石’ が剥がれることに対する予防です。

良性発作性頭位めまい症は、ストレスによって起こりやすいこと/長時間同じ姿勢をとることで起こりやすいこと/を考えると、‘寝る姿勢を変化させること’ や ‘適度な運動を心がけること’ が重要です。

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