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のど・くちの症状

 

 

のどが痛い

のど(咽頭・扁桃)の痛みは、比較的よくある症状で、原因はいくつかに分かれます。

<主な原因>

感染症 ※最も多い

〔ウイルス感染〕

・かぜ

・インフルエンザ

・新型コロナウイルス感染症

※特徴的な症状は、のどの痛み+発熱/鼻みず/咳/などで、多くは自然に改善します。

〔細菌感染〕

・溶連菌感染症

・扁桃炎

※特徴的な症状は、のどの強い痛み/高熱/白い膿(扁桃)/などで、抗生物質が必要な場合があります。

乾燥/刺激

・空気の乾燥(冬期/エアコン)

・口呼吸

・喫煙/ほこり

※特徴的な症状は、ヒリヒリする痛み/朝に悪化しやすい/ことです。

声の使いすぎ

・大声/長時間の会話

・カラオケ など

※特徴的な症状は、のどの違和感や痛み/声がかれる/ことです。

アレルギー

・花粉症 など

※特徴的な症状は、かゆみ/イガイガ/鼻みず/くしゃみ/をともなうことです。

胃酸の逆流

・逆流性食道炎

※特徴的な症状は、朝ののどの痛み/胸やけ/のどの違和感(つかえ感)/です。

その他(注意が必要)

・咽頭がん など

※特徴的な症状は、長く続く痛み(2週間以上)/飲み込みにくい/血痰/体重減少/などです。

<受診の目安>

*高熱が続く(38℃以上)

*痛みが強く食事がとれない

*1週間以上改善しない

*息苦しい/飲み込みにくい

*ぐったりしている(子どもで)

<自分でできる対策>

*水分をしっかりとる

*のどを乾燥させない(加湿)

*うがい

*のど飴/トローチ

*安静

 

のどに違和感がある

のどの「違和感(つかえる/イガイガ/何かある感じ)」は、痛みとは違って原因がやや幅広いのが特徴です。

<主な原因>

かぜなどの軽い炎症

・ウイルス感染(初期のかぜなど)

※イガイガする感じ/軽い痛み/咳/をともなうこともありますが、数日で改善することが多いです。

鼻みずがのどに流れる(後鼻漏)

・副鼻腔炎

・アレルギー など

※特徴的な症状は、のどに何か張りつく感じ/痰がからむ/鼻みずがのどへ落ちる感覚/です。

胃酸の逆流

・逆流性食道炎

※特徴的な症状は、のどのつかえ感や違和感/朝に症状が強い/胸やけやゲップ/で、声がかれることもあります。

ストレス/自律神経の影響

・咽喉頭異常感症

※特徴は、何もないのに詰まる感じ/飲み込むと一時的に楽になる/検査で異常が見つからないことが多い/ストレスで悪化する/ことです。

乾燥/刺激

・空気の乾燥

・口呼吸

・喫煙 など

※特徴的な症状は、ヒリヒリやイガイガ/朝に悪化しやすい/ことです

声の使いすぎ

※特徴的な症状は、のどの違和感/声がれ/話すと悪化する/ことです。

腫瘍など ※まれですが

・咽頭がん

※特徴的な症状は、長期間続く違和感/飲み込みにくい/血痰/体重減少/などです。

<受診の目安>

*2週間以上続く

*だんだん悪化する

*飲み込みにくい

*声がかれ続ける

*血が混じる

*体重減少

<よくあるパターン>

*「鼻みずのどに落ちる感じ」→ 副鼻腔炎/アレルギー

*「朝だけ変な感じ」→ 逆流性食道炎/乾燥

*「ストレス時に強い」→ 咽喉頭異常感症

 

息がしにくい

「息がしにくい(呼吸困難)」は、症状の軽いものから緊急性の高いものまで原因が幅広いです。

<主な原因>

呼吸器(肺・気道)の病気

・喘息:気道が狭くなり、ゼーゼー・ヒューヒュー音や息苦しさ

・クループ症候群:小児でみられる犬が吠えるような咳と呼吸困難。

・肺炎:発熱/咳/痰/息切れ

・気胸:突然の胸の痛み/息苦しさ。

・慢性閉塞性肺疾患(COPD):喫煙歴がある人に多く、徐々に息切れが進行

心臓の病気

・心不全:横になると苦しい/むくみ/夜間の息苦しさ

・狭心症/心筋梗塞:胸の圧迫感+息苦しさ(緊急性あり)

アレルギーの急性反応

・アナフィラキシー:食べ物や薬などで急激に気道が腫れ、命に関わることも

その他の原因

・過換気症候群(過呼吸):不安やストレスで呼吸が浅く速くなる

・貧血:酸素を運べず、息切れしやすい

・肥満/運動不足:少し動くだけで息が上がる

・のどの異常(腫れ/異物)

すぐ受診・救急が必要なサイン>

*急に強い息苦しさが出た

*胸の痛み/圧迫感がある

*唇や顔が青白い

*横になると呼吸できない

*意識がぼんやりする

受診の目安>

*数日続く/悪化している

*発熱や咳をともなう

*運動していないのに息苦しい

 

しゃべりにくい

「しゃべりにくい(話しづらい)」は、のど・口・神経など様々な原因で起こります。

<主な原因>

のど(声帯・気道)の問題

・声帯ポリープ:声がかすれる/出しにくい/長く話すと悪化

・喉頭炎:かぜなどで声帯が腫れ、声が出にくくなる

・声帯麻痺:声が弱い/かすれる/息が漏れる/ような話し方

口の中/舌/唇の問題

・口内炎:痛みでうまく発音できない

・口腔カンジダ症:白い苔のようなものと違和感で話しづらい

・舌の動きの異常(舌小帯短縮など)

神経/脳の病気

・脳梗塞:呂律(ろれつ)がまわらない(呂律障害)/片側の手足の麻痺/をともなうことも

・パーキンソン病:声が小さく単調になる

・重症筋無力症:話しているとだんだん声が出にくくなる

心理的/機能的な原因

・吃音(どもり):言葉がつまる/繰り返す

・緊張/ストレス:声が出にくい/うまく話せない

すぐ受診が必要なサイン>

*突然しゃべりにくくなった

*ろれつがまわらない/手足のしびれや麻痺

*強い頭痛や意識の変化

※脳梗塞の可能性があるため速やかな対応が必要です。

<受診の目安>

*数日以上続く

*声のかすれが治らない(2週間以上)

*飲み込みにくさもある

 

声がかれる

声がかれる(嗄声:させい)の原因は、よくあるものから注意が必要なものまで、いくつかのタイプに分かれます。

<主な原因>

〔よくある原因〕

声の使いすぎ

・原因:長時間の会話/大声/歌いすぎ/など

 → 学校/仕事/カラオケ後/に起こりやすく、声帯が炎症を起こして一時的に声がかれます。

かぜなどによるのどの炎症

・咽頭炎/喉頭炎(ウイルス感染)

 → 咳/のどの痛み/発熱/をともなうこともありますが、数日〜1週間ほどで改善することが多いです。

乾燥/刺激

・空気の乾燥/喫煙や受動喫煙/アルコールや香辛料/など

 → 声帯の粘膜がダメージを受け発症します。

〔慢性的に続く原因〕

声帯ポリープ/声帯結節

声の酷使が続くとでき、声がかすれる/出しにくい/といった症状がみられます。

※治療や手術が必要になることもあります。

逆流性食道炎

胃酸がのどまで逆流することで、朝に声がかれることが多いです。

加齢による変化

声帯の筋力低下(声帯萎縮)により、声が弱くなる/かすれる/といった症状がみられます。

〔注意が必要な原因〕

声帯麻痺

神経の障害(手術後/脳の病気など)により、声が出しにくい/息がもれる感じ/といった症状がみられます。

喉頭がん

長期間(2週間以上)声がかれる/喫煙者に多い/のどの違和感/飲み込みにくさ/といった症状があらわれます。

<受診の目安>

*声のかれが 2週間以上続く

*どんどん悪化している

*息苦しさ/飲み込みづらさがある

*血が混じる/強い痛みがある

<自分でできる対策>

*声をなるべく休める(小声もNG)

*水分をしっかりとる

*加湿(加湿器/マスク)

*禁煙/刺激物を控える

 

せき・痰が出る

咳(せき)や痰(たん)は、気道に異常があるときに体が出す防御反応で、原因は「急性」と「慢性」で分けると分かりやすいです。

<よくある原因>

〔急に出た場合〕(急性)

かぜなどウイルス感染

鼻みず/のどの痛み/発熱をともない、最初は乾いた咳が出て、後から痰がからむことが多いです。

気管支炎

・急性気管支炎:咳が長引き(1〜3週間)、黄色や緑色の痰が出ることも

肺炎

強い咳/痰/発熱/だるさ/息苦しさ/胸の痛み/などの症状がみられます。

※高齢者や子どもは重症化しやすいです。

アレルギー

ハウスダストや花粉などが原因で発症し、透明でさらっとした痰/くしゃみ/鼻みず/も出やすいです。

〔長引く場合〕(慢性)

喘息(ぜんそく)

・気管支喘息:夜や早朝に咳が出て、ヒューヒュー・ゼーゼー音があり、発作的に悪化します。

慢性気管支炎/COPD

・慢性閉塞性肺疾患:喫煙者に多く、長期間の咳・痰があり、息切れが進行します。

副鼻腔炎(後鼻漏)

鼻みずがのどに流れて痰のように感じたり、朝に咳が出やすいです。

逆流性食道炎

胃酸がのどに上がることで、空咳/のどの違和感/声がれ/といった症状がみられます。

結核/腫瘍(まれ)

長引く咳(2週間以上)/血の混じった痰/体重減少/といった症状がみられます。

<痰の色での目安>

・透明 → かぜの初期/アレルギー

・黄色/緑色 → 細菌感染(気管支炎/肺炎など)

・血が混じる → 結核/腫瘍などの可能性 ※要注意

<受診の目安>

*咳/痰が2週間以上続く

*高熱/息苦しさがある

*血の混じった痰が出る

*咳で眠れない/症状が悪化している

<対策>

*水分をしっかりとる(痰を出しやすくする)

*加湿する

*禁煙

*無理に咳を我慢しない(ただし長引く場合は受診)

 

痰に血が混じる

痰に血が混じる(血痰)は、軽いものから注意が必要な病気まで様々な原因があります。

<主な原因>

〔よくある原因〕 ※比較的軽いことも

・気道の炎症(ex.かぜ/気管支炎)→ 咳のしすぎで粘膜が傷つき、少量の血が混じる

・強い咳やのどの乾燥 → のどや気管の細い血管が切れる

〔注意が必要な原因〕

・肺炎

・発熱/咳/痰(黄色や緑色)+血が混じることあり

・肺結核

・長引く咳/体重減少/寝汗などをともなう

・気管支拡張症

・慢性的に痰が多く血が混じることがある

・肺がん ※特に中高年や喫煙者で注意

・肺塞栓症

・突然の息苦しさ、胸痛をともなうことが多い ※緊急性あり

〔その他の原因〕

・鼻血や歯ぐきからの出血が混ざる

・抗凝固薬(血をサラサラにする薬)の影響

・心臓の病気(心不全など)

すぐ受診したほうがいいサイン>

*血の量が多い(ティッシュにしみる程度以上)

*血痰が数日以上続く

*息苦しさ/胸の痛み/発熱

*体重減少/長引く咳

*喫煙歴がある/高齢 ※呼吸器内科がベター

<ポイント>

少量で一時的なものなら大きな問題でないこともありますが、血痰は重要なサインになることがあるため、軽視しないことが大切です。

 

飲み込めない/むせる

「飲み込めない/むせる」は、嚥下(えんげ:飲み込み)の異常が関係していることが多く、原因はのど/神経/筋肉など様々です。

よくある原因> ※比較的軽い〜一時的

・のどの炎症(かぜ/咽頭炎)

・痛みでうまく飲み込めない

・加齢による嚥下機能の低下

・高齢者でむせやすくなる

・疲労/脱水

・唾液が減り飲み込みにくい

嚥下障害の主な原因>

のど/食道の病気

・咽頭がん/食道がん

・食べ物がつかえる感じ/体重減少

・逆流性食道炎

・胸やけ/のどの違和感/むせ

神経の病気

・脳梗塞

・突然むせる/ろれつが回らない/片側の麻痺

・パーキンソン病

・動きが遅い/声が小さい/むせやすい

筋肉の異常

・重症筋無力症

・夕方に症状が悪化しやすい

・筋力低下(加齢/全身状態の低下)

気道に関係する問題

・誤嚥(食べ物が気管に入る)→ 誤嚥性肺炎の原因に

・声帯の動きの異常(声がかすれることも)

すぐ受診すべきサイン>

*急に飲み込めなくなった

*むせが頻繁に起こる

*食事中に咳き込む/息苦しい

*声が急にかすれる

*体重減少や食事量低下

*発熱 ※誤嚥性肺炎の可能性

ポイント>

むせは単なる「食べ方の問題」だけでなく、脳やのどの病気のサインになることもあります。

特に急な変化は注意が必要です。

 

いびきをかく

いびきは「空気の通り道(上気道)が狭くなり、振動することで音が出る」状態です。

原因は一つではなく、いくつかの要因が重なって起こることが多いです。

<主な原因>

鼻のトラブル

・鼻づまり(かぜ/アレルギー性鼻炎/など)

・鼻中隔のゆがみ

 → 空気が通りにくくなり、口呼吸になっていびきが出やすくなります。

のどの構造/筋肉のゆるみ

・睡眠中に舌や軟口蓋(上あごの奥)が下がる

・加齢による筋力低下

 → 気道が狭くなり振動が起きます。

肥満 ※いびきの大きな原因のひとつ

・首まわりに脂肪がつく

 → 気道が圧迫されて狭くなり、いびきが出やすくなります。

寝る姿勢

・仰向けで寝る

 → 舌が喉の奥に落ちやすいので、気道がふさがれやすく、いびきが出やすくなります。

飲酒/睡眠薬

・筋肉が緩みすぎる

 → 気道が閉じやすくなり、いびきが悪化します。

疾患によるもの

・睡眠時無呼吸症候群 ※特に注意が必要

大きないびき+呼吸が止まる/日中の強い眠気/起床時の頭痛やだるさ/が特徴的な症状で、放置すると高血圧/心疾患のリスクになります。

子どもの場合

・アデノイド肥大/扁桃肥大

 → 空気の通り道が狭くなり、いびきが出やすくなります。

<受診の目安>

*いびきが毎日ひどい

*呼吸が止まると指摘される

*日中に強い眠気がある

*朝すっきり起きられない

*子どもで口呼吸やいびきが続く

<自分でできる対策>

*横向きで寝る

*枕の高さを調整する

*体重管理

*寝る前の飲酒を控える

*鼻づまりの治療

<まとめ>

いびきは「単なる音」ではなく、体の異常サインのこともあるため、軽い場合は生活習慣の見直し、重い場合は病気(特に“睡眠時無呼吸症候群”)を疑うという見方が大切です。

 

味がしない

「味がしない(味覚がわからない)」状態は、医学的には“味覚障害”と呼ばれ、様々な原因があります。

主な原因>

かぜなどの感染症

・鼻づまりで‘におい’を感じにくくなる

 → 味も分かりにくいです。

※特にCOVID-19では、味覚や嗅覚の障害が特徴的です。

鼻や副鼻腔の病気

・副鼻腔炎(蓄膿症)

・アレルギー性鼻炎

 → においが遮断され、味も感じにくくなります。

栄養不足(特に亜鉛)

・亜鉛は味を感じる細胞に必要

 → 不足すると味覚低下になります。

※偏食/ダイエット/高齢者/に多いです。

薬の副作用

・抗生物質

・降圧薬

・抗がん剤 など

 → 味覚を変化させることがあります。

口の中のトラブル

・口腔カンジダ症

・口内炎

・唾液の減少(ドライマウス)

 → 味を感じにくくなります。

神経の異常

・味覚は、顔面神経/舌咽神経/などが関与

 → 手術後/外傷/神経障害/で起こることもあります。

ストレス/加齢

・強いストレス

・加齢による感覚の低下

受診の目安>

*1週間以上続く

*急に全く味がしなくなった

*発熱/強いだるさ/咳がある ※感染症の可能性

*においも分からない

検査・治療>

〔検査〕

・味覚検査

・血液検査(亜鉛など)

〔治療〕

・亜鉛補充/薬の調整 ※原因に応じて

・鼻や口の治療

自分でできる対策>

*バランスの良い食事(特に“亜鉛”を多く含む肉/魚/ナッツ)

*口の中を清潔にする

*十分な睡眠/ストレス管理

 

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