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耳の症状

 

 

耳がかゆい

耳がかゆい原因はいくつかあり、症状の軽いものから治療が必要なものまで様々です。

<主な原因>

外耳炎(がいじえん)

外耳炎は、耳の穴(外耳道)の皮膚に炎症が起きる状態です。

・原因:耳かきのしすぎ/爪でひっかく/水(プール/風呂)など

・症状:かゆみ+痛み/触ると痛い/耳だれ

耳垢(じこう)がたまっている/耳垢栓塞

耳あかがたまったり詰まったりして刺激になることが原因です。

・症状:かゆみ/耳の詰まった感じ/聞こえにくさ

※耳あかが乾燥していても湿っていても症状は出ます。

乾燥による皮膚トラブル

冬期やエアコン環境で発症しやすいです。

・症状:カサカサ/軽いかゆみ

※高齢者や敏感肌の人に多いです。

アレルギー/接触皮膚炎

・原因:イヤホンや補聴器/シャンプー/など

※繰り返す場合は、この原因が疑わしいです。

・症状:かゆみ/赤み/湿疹

真菌(カビ)感染

・外耳道真菌症:耳の中にカビが増える ※湿気が多い環境で増えやすい

・症状:強いかゆみ/白や黒いカス

<注意したいサイン:受診の目安>

*痛みがある

*耳だれが出る

*聞こえにくい

*かゆみが長く続く

*出血がある

<やってはいけないこと>

✕耳かきをしすぎる ※悪化要因のNo.1

✕爪や綿棒で強くこする

✕自己判断で薬を使う

<対処の基本>

*かゆくても触らないのが一番重要

*気になる場合は耳鼻科で安全に掃除

*塗り薬や点耳薬で治療(必要に応じて)

 

耳がいたい

耳の痛み(耳痛)は原因によって対処が大きく変わります。

<主な原因>

中耳炎(ちゅうじえん)

鼓膜の奥(中耳)に起こる炎症で、子どもに多いが大人もなります。

・原因:かぜ/鼻の病気からの感染

・症状:ズキズキした痛み/発熱/耳が詰まる/聞こえにくい

外耳炎(がいじえん)

耳の穴(外耳道)の皮膚の起こる炎症です。

・原因:耳かき/爪/イヤホン/水/など ※耳掃除のしすぎが多い原因

・症状:触ると痛い/引っ張ると痛い/かゆみ/耳だれ

耳垢(耳あか)の詰まり

・耳垢栓塞:耳あかが固まって刺激

・症状:違和感/軽い痛み/聞こえにくさ

のど・あご・歯からの関連痛

耳自体は正常でも痛く感じます。

・原因例:咽頭炎/扁桃炎/顎関節症

・症状:飲み込むと痛い/口を開けると痛い

鼓膜のトラブル

鼓膜に傷や穴ができることで発症します。

・原因:強い耳かき/気圧変化/感染

・症状:急な痛み/音がこもる/出血

<危険なサイン:すぐ受診>

*強い痛みが続く

*発熱をともなう

*耳だれ(膿や血)が出る

*聞こえが悪くなった

*めまいがある

<自分でできる対処>

*無理に耳を触らない

*耳かきを中止

*痛みが強ければ市販の痛み止め薬(例:ロキソニンなど) 

<ポイント>

「触ると痛い」場合は、外耳炎のケースが多いです。

「何もしなくてもズキズキ」する場合は、中耳炎の可能性があります。

 

耳だれが出る

耳だれ(耳から液体が出る状態)は、いくつかの原因で起こります。

色やにおい、痛みの有無などで、ある程度の見当がつきます。

<主な原因>

外耳炎

耳の穴(外耳道)の炎症です。

・原因:耳かきのしすぎ/水が入る/細菌感染/など

・症状:かゆみ/痛み/黄色〜白色の耳だれ

中耳炎

鼓膜の奥(中耳)の炎症で、鼓膜が破れると“耳だれ”が出ることがあります。

・症状:強い耳の痛み/発熱(特に子ども)/膿のような耳だれ

慢性中耳炎

中耳炎が長引いている状態です。

・症状:繰り返す耳だれ/難聴/においのある分泌物

真珠腫性中耳炎

中耳に皮膚の塊ができる病気です。

・症状:悪臭のある耳だれ/聞こえにくい

※放置すると骨を壊すこともあります。

外耳道湿疹

外耳道の皮膚トラブルです。

・症状:強いかゆみ/水っぽい耳だれ

その他

・外傷(耳かきで傷つけた)

・異物(子どもに多い)

・髄液(透明でサラサラ) ※まれ

<耳だれのタイプ別ヒント>

*黄色・緑色・ドロドロ → 細菌感染(中耳炎など)

*白くポロポロ → カビ(真菌)

*透明で水っぽい → 湿疹やアレルギー、まれに髄液

<受診の目安>

*強い痛み/発熱がある

*においが強い

*長く続く(数日以上)

*聞こえにくい

*血が混じる

<自宅での注意事項>

*耳の中を触らない(悪化しやすい)

*水を入れない

*市販薬は自己判断で使わない

 

聞こえが悪い

「聞こえが悪い(難聴)」状態は、耳のどこに原因があるかによっていくつかのタイプに分かれ、原因も様々です。

<主な原因の分類>

伝音難聴(音がうまく伝わらない)

・外耳〜中耳のトラブル

・原因例:耳垢が詰まる(耳垢栓塞)/外耳炎/中耳炎/鼓膜に穴があく(鼓膜穿孔)/耳管がうまく働かない(耳管機能障害)

※音は小さく聞こえますが、音量を大きくすれば比較的聞こえることが多いです。

感音難聴(神経の問題)

・内耳(蝸牛)や 聴神経のトラブル

・原因例:加齢(老人性難聴)/強い音(イヤホン・騒音)/突発性難聴/メニエール病/薬の副作用(抗がん剤・抗生物質など)

※音が歪む/言葉が聞き取りにくい/といった特徴があります。

混合性難聴

伝音+感音の両方が関与しています。

その他の原因

・ストレス/疲労

・血流障害

・脳の病気 ※まれ

・先天性(生まれつき)

<注意が必要な症状:すぐ受診>

*急に聞こえなくなった → 突発性難聴の可能性(早期治療が重要)

*耳鳴り/めまいをともなうケース → メニエール病などの可能性

*片耳だけ聞こえにくい

<検査>

・耳の中の観察

・聴力検査

・ティンパノメトリー(鼓膜の動き)

・MRIなど(必要に応じて)

<まとめ>

聞こえが悪い原因は、耳の詰まりなど軽いものから、神経の障害など重いものまで幅広いです。

特に「急に悪くなった場合」は、放置せず早めの受診が大切です。

 

耳鳴りがする

耳鳴り(ジー・キーン・ザーなどの音が実際にはないのに聞こえる状態)は、多くの原因で起こり、軽いものから注意が必要なものまで幅広いです。

<主な原因>

内耳・聴神経の異常(最も多い)

・原因例:加齢(老人性難聴)/大きな音(イヤホン・騒音)/突発性難聴/メニエール病/など

※特徴は「キーン」「ジー」など高い音が多く、難聴をともなうことが多いです。

中耳・外耳のトラブル

・原因例:耳垢が詰まる/中耳炎/外耳炎

※耳の詰まり感/こもり感/をともなうことがあります。

血流や筋肉の影響

・原因例:高血圧/血流の乱れ/首や肩のこり

※「ドクドク」「ザー」など拍動(脈に一致)する音が特徴です。

ストレス/自律神経

・原因例:ストレス/睡眠不足/疲労/など

※特徴は、静かな場所で強く感じやすい/日によって変動する/ことです。

薬の影響

・一部の抗生物質

・抗がん剤

・利尿薬 など

<注意が必要な耳鳴り:受診の目安>

*突然耳鳴りが始まった → 突発性難聴の可能性

*めまいをともなう → メニエール病などの可能性

*片耳だけ続く

*拍動性(ドクドク音)

*聞こえが悪くなっている

<検査>

・聴力検査

・耳の診察

・血圧測定やMRI(必要に応じて)

<対処のポイント>

*静かすぎる環境を避ける(軽い音楽など)

*ストレス/睡眠の改善

*イヤホンの音量に注意

*放置せず原因を確認

<まとめ>

耳鳴りは、内耳の異常(最も多い)/ストレス/血流/など様々な原因で起こります。

特に「急に出た」/「難聴やめまいをともなう」場合は、早期治療が重要です。

 

耳が詰まる

耳が詰まる感じ(耳閉感)はよくある症状で、軽いものから治療が必要なものまで原因は様々です。

<よくある原因>

耳垢(じこう)による詰まり

耳あかがたまって耳の穴をふさぐ/綿棒の使いすぎで奥に押し込むこと/も原因となり、片耳だけ/急に詰まった感じ/といった症状が出ます。

外耳炎

耳かきのしすぎや細菌感染で、耳の入り口〜外耳道が腫れて、痛み/かゆみ/触ると痛い/といった症状をともないます。

中耳炎

かぜの後に起こりやすく、中耳に液体がたまることで症状が出ます。

※特徴は、耳の詰まり+痛み/発熱/聞こえにくい/ことです。

耳管機能不全

耳と鼻をつなぐ管(耳管)の働きが悪く気圧調整ができないことで症状が出ます。

※飛行機内/エレベーター内/かぜの時/に詰まり、「ポコポコ音」「自分の声が響く」といった症状が出ます。

突発性難聴

突然、片耳が聞こえにくくなりますが、原因不明の場合が多いです。

特徴的な症状は、詰まり感/難聴/耳鳴り/です。

※早期治療が重要です。

メニエール病

内耳の異常(リンパ液の増加)で発症し、繰り返すタイプです。

特徴的な症状は、耳の詰まり/めまい/耳鳴り/です。

気圧変化

飛行機内/ダイビング/山登り/など一時的な耳の圧の変化で発症します。

※多くは自然に改善します。

<受診の目安>

*片耳だけ急に聞こえにくい

*耳鳴り・めまいをともなう

*痛みや発熱がある

*数日たっても改善しない

自分でできる対処> ※軽い場合

*あくび/唾/を飲む(耳抜き)

*鼻をつまんで軽く息を出す(バルサルバ法)

*かぜを治す/鼻づまりを改善

※強くやりすぎると逆効果になることもあります。

 

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