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鼻の症状

 

 

鼻が詰まる

鼻づまり(鼻閉)は、とてもよくある症状で、原因は一つではなく、いくつかに分かれます。

<主な原因>

感染症

ウイルス感染により鼻の粘膜が腫れ、鼻みずやくしゃみをともないます。

・代表例:かぜ症候群

※一時的で自然に改善することが多いです。

アレルギー

花粉/ハウスダストなどに反応し、水っぽい鼻みず/くしゃみ/目のかゆみ/などの症状が出ます。

・代表例:アレルギー性鼻炎

※季節性(花粉症)のものと通年性のものがあります。

副鼻腔の炎症

鼻の奥(副鼻腔)に膿がたまり、黄色〜緑色の鼻みず/顔の痛み/頭痛/などの症状があらわれます。

・代表例:副鼻腔炎

※長引くと慢性化します。

鼻の構造の問題

鼻の中の仕切り(鼻中隔)が曲がっていることで症状が出ます。

・代表例:鼻中隔弯曲症

※片側だけ詰まることが多いです。

鼻の中にできもの

粘膜が腫れてポリープになり症状が出ます。

・代表例:鼻茸

※慢性的な鼻づまりの原因になります。

その他

・空気の乾燥

・タバコや刺激物

・妊娠によるホルモン変化

・薬の影響(点鼻薬の使いすぎなど) など

<受診の目安>

*1〜2週間以上続く

*黄色や緑の鼻みずが続く

*頭痛や顔の痛みがある

*片側だけ強く詰まる

*発熱をともなう

<簡単な対処法>

*加湿(加湿器/蒸気)

*鼻うがい

*市販の点鼻薬 ※使いすぎ注意

*十分な休養

 

鼻みずが出る

鼻みずは、体が異物や刺激から鼻を守ろうとする反応で、原因によって性質や対処が変わります。

<主な原因>

感染症

ウイルス感染により鼻の粘膜が炎症を起こし、最初は透明で次第に黄色っぽい鼻みずになることもあります。

・代表例:かぜ症候群

※発熱/のどの痛み/咳をともなうことが多いです。

アレルギー

花粉/ダニ/ほこり/などが原因で、サラサラした透明な鼻みずが大量に出ます。

・代表例:アレルギー性鼻炎

※くしゃみ/目のかゆみ/が特徴で、季節性(花粉症)のものと通年性のものがあります。

副鼻腔の炎症

鼻の奥に膿がたまる状態で、黄色〜緑色の粘り気のある鼻みずが出るようになり、においが分かりにくくなることもあります。

・代表例:副鼻腔炎

※長引く鼻みずの原因となります。

寒暖差/刺激

冷たい空気を吸ったときなどに一時的に透明な鼻みずが出ます。

※“血管運動性鼻炎”と呼ばれることもあります。

鼻の中の異物(特に子ども)

・小さなおもちゃ/ティッシュ など

※片側だけ鼻みずが出ること(においがあることも)が特徴です。

その他

・強いストレス

・ホルモン変化(妊娠など)

・刺激物(タバコ/香水)

<鼻みずの色での目安>

*透明でサラサラ → アレルギー/初期のかぜ

*白っぽい/少し粘る → かぜの途中

*黄色・緑色でドロドロ → 細菌感染や副鼻腔炎の可能性

※色だけで確定はできませんが目安になります。

<受診の目安>

*1〜2週間以上続く

*黄色・緑の鼻みずが続く

*顔の痛み/頭痛がある

*高熱をともなう

*片側だけ続く(特に子ども)

<対処法>

*水分をしっかりとる

*加湿する

*鼻をやさしくかむ

*鼻うがい

*市販の抗ヒスタミン薬など(必要に応じて)

 

くしゃみが出る

くしゃみは、鼻の中に入った異物や刺激を外に出そうとする体の防御反応です。

主な原因>

アレルギー

・代表例:アレルギー性鼻炎

・アレルゲン:花粉(スギ、ヒノキなど)/ハウスダスト/ダニ/ペットの毛/など

※特徴は、連続したくしゃみ/透明な鼻みず/目のかゆみ/をともなうことが多いです。

ウイルス感染

ウイルスが鼻の粘膜に感染することで発症します。

・代表例:かぜ

※特徴は、くしゃみ+鼻みず(最初は透明、後に黄色っぽくなることも)/のどの痛み/発熱/をともなうことがあります。

刺激による反応

・ほこり/煙/香水/冷たい空気/など

※特徴は、一時的に出る/原因を取り除くとすぐ止まる/ことです。

温度差(寒暖差)

暖かい部屋から寒い外に出たときなどに発症します。

※特徴は、朝や外出時に出やすい/体調不良はともなわないことが多い/ことです。

鼻の病気

・副鼻腔炎 など

※特徴は、くしゃみに加えて粘り気のある鼻みず/顔の重だるさ/などです。

<受診の目安>

*くしゃみが長く続く(数週間以上)

*日常生活に支障が出る

*発熱や強い鼻づまりをともなう

*鼻みずが黄色・緑色で続く

予防・対策>

*マスク着用(花粉・ほこり対策)

*部屋の掃除/換気

*加湿(乾燥防止)

*帰宅後すぐ洗顔/うがい(花粉の季節)

 

においがしない

においがしない(嗅覚が弱かったり失われる状態)は、医学的には“嗅覚障害”と呼ばれます。

主な原因>

鼻の通り道の問題(気導性)

においの分子が鼻の奥(嗅覚細胞)まで届かない状態です。

〔原因例〕

・アレルギー性鼻炎

・副鼻腔炎(蓄膿症)

・鼻ポリープ

・鼻づまり/鼻みずが多い状態

※比較的よくある原因で、治療で改善しやすいです。

嗅覚の神経の障害(嗅神経性)

においを感じる神経自体がダメージを受けることで発症します。

・かぜなどウイルス感染後

・COVID-19感染後

・加齢(嗅覚の低下)

・頭部外傷

※かぜの後に「においが戻らない」というケースはこの障害に多いです。

脳の問題(中枢性)

においの情報を処理する脳に原因がある場合に発症します。

・アルツハイマー病

・パーキンソン病

・脳腫瘍や脳の障害

※比較的まれですが、長期間続く場合は注意が必要です。

その他の原因

・薬の副作用

・喫煙

・亜鉛不足

・ストレスや自律神経の乱れ

受診の目安>

*数週間以上続く

*かぜが治ったのに戻らない

*味も分かりにくい

*頭を打ったあとに起きた

検査・治療>

〔検査〕

・嗅覚検査(においテスト)

・鼻の内視鏡検査

・CTなど(必要に応じて)

〔治療〕

原因によって異なり/薬(点鼻薬・ステロイド・亜鉛など)/リハビリ(嗅覚トレーニング)/が行なわれます。

 

鼻血が出る

鼻血(医学的には鼻出血)は多くの人に起こりますが、原因は軽いものから注意が必要なものまで様々です。

<主な原因>

鼻の粘膜の傷(いちばん多い)

鼻の入り口付近には、血管が集中していて、とても出血しやすい場所です。

〔傷の要因〕

・鼻を強くかむ

・鼻ほじり(特に子ども)

・乾燥(冬期/エアコン)

・軽い打撲

※日常的な鼻血のほとんどは、これらが原因です。

鼻の病気

・アレルギー性鼻炎 → かゆみや鼻いじりで出血しやすい

・副鼻腔炎 → 粘膜の炎症で出血

・鼻ポリープ

血圧や全身の影響

・高血圧

・動脈硬化

・疲労/ストレス

※特に大人で頻繁に出る場合はチェックが必要です。

血が止まりにくい病気・薬

・血友病などの出血しやすい体質

・抗凝固薬(血をサラサラにする薬)

・肝臓の病気

その他

・くしゃみを強くしたとき

・気圧の変化

・腫瘍 ※まれ

受診の目安>

*10分以上止まらない

*何度も繰り返す

*大量に出る

*のどに流れ込むような出血

*片側だけ頻繁に出る

*高齢者や高血圧がある

応急処置>

▽座って少し前かがみになる(上を向かない)

▽小鼻(鼻の柔らかい部分)をしっかりつまむ

▽10分間そのまま圧迫

※ティッシュを奥に詰めすぎるのは逆効果になることもあります。

<予防>

*部屋の加湿

*鼻を強くいじらない

*ワセリンなどで保湿

*血圧管理

 

鼻がくさい

「鼻がくさい(鼻から悪臭がする)」場合、いくつかの原因が考えられます。

<主な原因>

副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻がくさいことの最も多い原因です。

・症状:鼻の奥(副鼻腔)に膿がたまる/ドロッとした黄色・緑色の鼻みず/自分だけが臭いを感じることも多い

※腐ったような嫌な臭いを感じることがあります。

萎縮性鼻炎

・症状:鼻の中が乾燥して粘膜が弱る/かさぶた(痂皮)ができる/強い悪臭が出る

鼻腔異物 ※特に子ども

・症状:鼻の中に異物(ティッシュやおもちゃなど)が入っている/片側だけ臭い/鼻みずが出る

※かなり強い臭いになることがあります。

鼻腔腫瘍

・症状:出血/鼻づまり/悪臭/など

※長く続く場合は注意が必要です。

歯性上顎洞炎

虫歯や歯周病が原因で副鼻腔に炎症が起き、口臭と鼻の臭いが混ざる感じの匂いがします。

その他

・かぜの後に鼻の中で細菌が増える

・口腔カンジダ症など口の中のトラブル

・強い口臭が鼻に抜けて感じることもある

<受診の目安>

*臭いが数日〜1週間以上続く

*黄色や緑色の鼻みずが出る

*頭痛/顔の痛みがある

*片側だけ強い臭いがある

*鼻血や出血をともなう

<対処のポイント>

*鼻うがい(生理食塩水)

*部屋の加湿

*無理に鼻を強くかまない

※自己判断で放置すると悪化することもあるので注意が必要です。

 

鼻がのどに流れる

「鼻がのどに流れる感じ」は“後鼻漏(こうびろう)”と呼ばれ、鼻みずが前ではなく、のどの方へ流れてしまう状態です。

<主な原因>

副鼻腔炎(蓄膿症)

後鼻漏の最も多い原因です。

・症状:ドロッとした鼻みずがのどへ流れる/痰がからむ/口臭が気になる/頭が重い/顔の痛み/など

※特に黄色・緑色の鼻みずがある場合に、この疾患を疑います。

アレルギー性鼻炎

・原因:花粉/ハウスダスト/など

・症状:サラサラした透明の鼻みず/くしゃみ/鼻づまり

※寝ているときにのどに流れやすいです。

急性鼻炎(かぜ)

かぜの初期〜回復期に多く、鼻みずが増えて後ろに流れます。

咽頭炎

のどの炎症で違和感が強くなり、実際より「流れている感じ」が強くなることもあります。

胃食道逆流症

胃酸が上がってのどに違和感が出て、後鼻漏と似た症状になることがあります。

鼻の構造の問題

・鼻中隔弯曲症 など

※鼻みずが後ろに流れやすくなります。

<よくある症状>

*のどに何か張り付く感じ

*痰がからむ

*せきが出る(特に夜/朝)

*口臭の原因になることも

<受診の目安>

*1週間以上続く

*黄色や緑色の鼻みず

*咳や痰が長引く

*発熱/顔の痛み

*強い口臭

<対処方法>

*鼻うがい(生理食塩水)

*水分をしっかりとる

*部屋の加湿

*寝るとき少し上体を上げる

 

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